どうも、おつおつです。
今回は、キケンブツ第4類の「特性」について扱っていきたいと思います。
共通の性質の中で、例外もあるのでしっかりと押さえておきたいところです。
では、早速やっていきましょう!
キケンブツ第4類とは
キケンブツは、第1類から第6類までの6つに分類されます。そのなかのキケンブツ第4類は、引火性液体と呼ばれるもので、さらに7つまで分類することができます。
今回は、キケンブツ第4類の中のアルコール類にについて取り扱うということです。
キケンブツの6つの分類については、下のコレ
キケンブツ第4類の分類については、下のコレ
を参考にしてください。
共通の特性
キケンブツ第4類の共通の特性は、下のとおりです。(例外はあります)
- 水に溶けない・有機溶剤に溶ける
- 蒸気が空気よりも重い
- 水よりも軽い
- 電気の不導体
これらは、有機化合物の特性とも言えます。(例外はあります)
キケンブツ第4類に分類されているものの多くは、有機化合物なんです。

有機化合物ってなんだ??

有機化合物は炭素を中心とした物質のことだ!
すこしだけ、化学分野に寄り道しましょう。
化学の余談
簡単に、モノが存在するために、絶対に欠かせない構成要素のことを「元素」といいます。
その元素が、2種類以上組み合わさってできた物質のことを「化合物」といいます。
そして、その化合物は、炭素Cをもとに2つに分けることができます。
それが「有機化合物」「無機化合物」です。

乙4のキケンブツはその有機化合物が多いのか
では、なんとなく有機化合物について知ったところで、それぞれの特性について解説しましょう!
水に溶けない・有機溶剤に溶ける
1つ目の特性は「水に溶けず、有機溶剤に溶ける」です。
キケンブツ第4類に分類されるのは、灯油やガソリン、ゴマ油など、直感的に水に溶けなさそうなアブラが多いです。
ですが、ヤツらはアルコールや有機溶剤にはよく溶けるんです。

有機溶剤ってなに?

常温で液体の状態の有機化合物のことだよ!
とはいいますが、有機「溶剤」というぐらいですので、ほかの物質を溶かす性質をもちます。
ですから、当然のように有機溶剤には溶けるんです。

よし、一つ目の特性しっかりおぼえたぞ。

ちょっと待ったぁぁ!!
「水に溶けない」ことが特性だと述べましたが、全然水に溶けるものもあります。
下のほうでまとめて例外のヤツらをまとめています。見ていってください。
蒸気が空気よりも重い
2つ目の特性は「蒸気が空気よりも重い」です。
第4類のキケンブツは、引火性液体と呼ばれるものたちです。
第4類のキケンブツは、液体の表面から気化しやすい(蒸気になりやすい)です。
その蒸気が空気よりも重い。そういう特性です。

これをすこし化学っぽく「蒸気比重が1より大きい」と言うぞ!
蒸気にまつわる余談
今回の単元には関係ありませんが、キケンブツについて大事な話をしたいと思います。
第4類のキケンブツは、気化しやすい引火性液体だと言いました。
第4類のキケンブツ燃え方は、液体に直接火がつくのではありません。
蒸気に火がつくことで燃焼するんです。これを蒸発燃焼といいます。

火がつく蒸気のことを、可燃性蒸気と呼ぶんだ!
その可燃性蒸気の濃度が、蒸発燃焼に大きく関わります。
くわしい解説記事は下のとおりです。ご活用ください。
水よりも軽い
3つ目の特性は「水よりも軽い」です。
第4類に分類されるキケンブツは、水に浮くということです。

化学的に「液比重が1より大きい」と言うぞ!
これも身近なアブラによくある現象ですよね。
お肉が入ったスープの液面を見ると、アブラが浮いているのを確認できると思います。

これもまた、例外があるぞ!
電気の不導体
4つ目の特性は「電気の不導体である」です。

不導体ってなんぞや?
という方も多いと思います。
電気の不導体というのは、電気を通しにくい物質のことです。
絶縁体という呼び方もありますが、意味はまったく一緒です。
また、先ほど、第4類のキケンブツは水に溶けないものが多いといいました。
水に溶けないものは電気を通しにくい、という傾向があります。
共通特性がない例外/おぼえ方
ここまで、第4類のキケンブツの共通の特性を解説してきました。
が、その特性から逃れた猛者たち(例外)もいます。
だから、その例外たちをおぼえるようにしましょう!
水に溶けるもの
まずは、水に溶ける第4類キケンブツについて、ご紹介します。
例外とはいっても、まあまあの数あるので、一部挙げます。
- ジエチルエーテル
- アセトアルデヒド
- 酸化プロピレン
- アルコール類
- アセトン など

やばい、おぼえられなさそう…
ここで、しないほうがいいおぼえ方をご紹介します。
もちろん、個人的な考えで、人によるのは承知の上です。
「水に溶けるキケンブツ」→「ジエチルエーテル」
このように、水に溶けるものをひたすらにおぼえるのは、おすすめしません。
なぜなら、効率が悪いからです。

どういうこと??
このおぼえ方だと、「水に溶けるキケンブツ」という”記憶のファイル”を作る必要があります。
さらに、その物質(例:ジエチルエーテル)がそのファイルにあったか、ファイルそのものを振り返る必要があります。
しかし、それとは別に、キケンブツそれぞれの引火点や発火点などをおぼえなければなりません。

ワタシはちょっと嫌だな、という話です。
だから、それなら引火点や発火点と一緒に、そのキケンブツの特徴としておぼえたい。
「ジエチルエーテル」→「引火点-45℃」「水に溶けるもの」
そういうことです。
こんな感じで、キケンブツそれぞれについてまとめた記事もあるので、見てみてください。
(ここには一部のみ掲載。別記事も含めてすべての範囲の記事あります。)
水よりも重いもの
では、つぎに水よりも重いものを、ご紹介します。
- 二硫化炭素
- グリセリン
- 酢酸 など
ここでもっとも大事なのが、「二硫化炭素」です。
コイツはめちゃくちゃ頻出なので、絶対におぼえてください。
二硫化炭素は、水に溶けず、水よりも重いので「水中貯蔵」ということをします。

水中貯蔵ってなに?
水中貯蔵というのは、二硫化炭素を入れた容器を、水の中に入れておくこと。
こうすることで、常温での蒸発(揮発)を防いで、引火などのキケンが軽減します。
さいごに
いかがだったでしょうか。
今回は第4類キケンブツの、特性とその例外について扱いました。
頻出でかなり重要な単元なので、しっかりとおぼえておきましょう。
では、また!








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