乙四で出題される一番キケンな奴「特殊引火物」をわかりやすく解説!【危険物取扱者 乙四】

性質・消火

どうも、おつおつです。

今回は、キケンブツ第4類の「特殊引火物」について解説していきたいと思います。

ぜんざい太郎
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特殊引火物って、なんだ?

定義する。

特殊引火物の定義
  • 発火点が100℃以下のもの
  • 引火点が-20℃以下、かつ沸点が40℃以下のもの

発火点とは

可燃物を加熱していったときに、火をつけなくても自ら火を生む最低の温度を発火点といいます。

引火点とは

引火点とは、液体に火を近づけたときに火がつく最低の温度のことをいいます。
そのような液体は、液体の表面に燃えやすい蒸気(可燃性蒸気)を生みます。その蒸気に火がつく、というイメージです。

引火点が低いものが、火がつきやすいということになるので、危険度が高いです。

沸点とは

液体が、内部から気体になるときの温度を沸点といいます。

たとえば、水を温めつづけて沸騰し、水蒸気となっていくときの温度は100℃で、これが沸点になります。

特殊引火物の基準。

特殊引火物の分類
  • 危険等級Ⅰ
  • 指定数量50L

危険等級って?

危険等級は「キケンさ」を表現するための区分のことで、危険度が高い順にⅠ~Ⅲに区分されています。

キケンブツの分類ごとに決められているので、しっかりとおぼえておきましょう。

指定数量って、なんだ

キケンブツには、製造所等以外のところで扱ってはいけない「量」があり、それを指定数量といいます。

指定数量が少ないほうが、危険性が高い、ということになります。

特殊引火物なヤツら

では、特殊引火物に分類される4つのキケンブツについて解説していきましょう。

二硫化炭素ジエチルエーテルアセトアルデヒド酸化プロピレン
発火点90℃160℃175℃449℃
引火点-30℃-45℃-39℃-37℃
沸点46℃35℃21℃34℃
燃焼範囲1.0~50%1.9~48%4.0~60%2.8~37%
水溶性×

数値は完璧におぼえなくてもかまいませんが、「大体これぐらい」という感じで頭に入れておいてください。

二硫化炭素

最大の特徴は、水よりも重いということでしょう。ほかの引火性液体は水よりも軽いことが多いです。

そのため、二硫化炭素を貯蔵するときは、水中所蔵ということをします。

水中貯蔵とは

水中貯蔵とは、キケンブツの入った容器を水に沈める貯蔵方法のこと。

二硫化炭素の蒸気は、火がつきやすい可燃性蒸気であり、有毒でもあるので、揮発(常温での蒸発)を防ぐために水中に入れます。

また、二硫化炭素は水には溶けません。

ジエチルエーテル

電気をとおしにくいため、静電気による引火の危険があります。また、日光や空気中の酸素によって、爆発しやすいブツを生み出してしまいます。

ですから、ジエチルエーテルは暗くて冷たいところで貯蔵する必要があります。

また、ジエチルエーテルは少し水に溶けることがあります。

アセトアルデヒド

強い刺激臭があり、水に溶けやすい物質です。水に溶けやすいという特徴は、キケンブツ第4類の中でもめずらしいです。

また、燃焼範囲が4.0~60%と、特殊引火物の中でも高いことも特徴といえるでしょう。

燃焼範囲とは

可燃性蒸気については、上の「引火点とは」で触れましたが、空気中にただよう可燃性蒸気の濃度の範囲のことを、燃焼範囲とよびます。

可燃性蒸気が濃すぎても(上限値超)薄すぎても(下限値未満)キケンブツは燃えません。

さらに、燃焼範囲が広い、または下限値が低いものは危険性が高いということになります。

酸化プロピレン

アセトアルデヒドと同じく、水に溶けるという特徴や、重合しやすいという性質をもちます。

重合とは

簡単にいえば、いくつかの物質が集まって、また別の一つの物質になることを重合といいます。

重合するときは熱を生み出すので、ヤバい危険物のときは“やっかい”な性質といえるでしょう。

演習しよう!

問題

下の文章の、正誤を答えましょう。

(1)特殊引火物は、引火点が-20℃以下の引火性液体である。

(2)二硫化炭素は、発火点が110℃である。

(3)ジエチルエーテルは、暗くて冷たいところで貯蔵する。

(4)アセトアルデヒドは、水に溶けにくく、燃焼範囲が広い。

(5)酸化プロピレンは、発火点が200℃である。

(1)誤

引火点が-20℃以下かつ沸点が40℃、または発火点が100℃以下です。

(2)誤

二硫化炭素は発火点が90℃です。キケンブツ第4類の中で、唯一の発火点が100℃未満の物質です。

(3)正

(4)誤

アセトアルデヒドは、水に溶ける物質です。

(5)誤

酸化プロピレンは発火点が449℃です。特殊引火物の中で、群を抜いて高いです。

さいごに

いかがだったでしょうか。

○○点や燃焼範囲など、おぼえることが多くなっています。

いろいろな物質とゴチャゴチャにならないよう、しっかり復習していきましょうね!

では、また!

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