どうも、おつおつです。
今回は、キケンブツ第4類の「特殊引火物」について解説していきたいと思います。
キケンブツ第4類とは
キケンブツは、第1類から第6類までの6つに分類されます。そのなかのキケンブツ第4類は、引火性液体と呼ばれるもので、さらに7つまで分類することができます。
今回は、キケンブツ第4類の中のアルコール類にについて取り扱うということです。
キケンブツの6つの分類については、下のコレ
キケンブツ第4類の分類については、下のコレ
を参考にしてください。
特殊引火物って、なんだ?

定義する。
- 発火点が100℃以下のもの
- 引火点が-20℃以下、かつ沸点が40℃以下のもの
発火点とは
可燃物を加熱していったときに、火をつけなくても自ら火を生む最低の温度を発火点といいます。
引火点とは
引火点とは、液体に火を近づけたときに火がつく最低の温度のことをいいます。
そのような液体は、液体の表面に燃えやすい蒸気(可燃性蒸気)を生みます。その蒸気に火がつく、というイメージです。
引火点が低いものが、火がつきやすいということになるので、危険度が高いです。
沸点とは
液体が、内部から気体になるときの温度を沸点といいます。
たとえば、水を温めつづけて沸騰し、水蒸気となっていくときの温度は100℃で、これが沸点になります。
特殊引火物の基準。
- 危険等級Ⅰ
- 指定数量50L
危険等級って?
危険等級は「キケンさ」を表現するための区分のことで、危険度が高い順にⅠ~Ⅲに区分されています。
キケンブツの分類ごとに決められているので、しっかりとおぼえておきましょう。
指定数量って、なんだ?
キケンブツには、製造所等以外のところで扱ってはいけない「量」があり、それを指定数量といいます。
指定数量が少ないほうが、危険性が高い、ということになります。
特殊引火物なヤツら
では、特殊引火物に分類される4つのキケンブツについて解説していきましょう。
| 二硫化炭素 | ジエチルエーテル | アセトアルデヒド | 酸化プロピレン | |
| 発火点 | 90℃ | 160℃ | 175℃ | 449℃ |
| 引火点 | -30℃ | -45℃ | -39℃ | -37℃ |
| 沸点 | 46℃ | 35℃ | 21℃ | 34℃ |
| 燃焼範囲 | 1.0~50% | 1.9~48% | 4.0~60% | 2.8~37% |
| 水溶性 | × | △ | ○ | ○ |
数値は完璧におぼえなくてもかまいませんが、「大体これぐらい」という感じで頭に入れておいてください。
二硫化炭素
最大の特徴は、水よりも重いということでしょう。ほかの引火性液体は水よりも軽いことが多いです。
そのため、二硫化炭素を貯蔵するときは、水中所蔵ということをします。
水中貯蔵とは
水中貯蔵とは、キケンブツの入った容器を水に沈める貯蔵方法のこと。
二硫化炭素の蒸気は、火がつきやすい可燃性蒸気であり、有毒でもあるので、揮発(常温での蒸発)を防ぐために水中に入れます。
また、二硫化炭素は水には溶けません。
ジエチルエーテル
電気をとおしにくいため、静電気による引火の危険があります。また、日光や空気中の酸素によって、爆発しやすいブツを生み出してしまいます。
ですから、ジエチルエーテルは暗くて冷たいところで貯蔵する必要があります。
また、ジエチルエーテルは少し水に溶けることがあります。
アセトアルデヒド
強い刺激臭があり、水に溶けやすい物質です。水に溶けやすいという特徴は、キケンブツ第4類の中でもめずらしいです。
また、燃焼範囲が4.0~60%と、特殊引火物の中でも高いことも特徴といえるでしょう。
燃焼範囲とは
可燃性蒸気については、上の「引火点とは」で触れましたが、空気中にただよう可燃性蒸気の濃度の範囲のことを、燃焼範囲とよびます。
可燃性蒸気が濃すぎても(上限値超)薄すぎても(下限値未満)キケンブツは燃えません。
さらに、燃焼範囲が広い、または下限値が低いものは危険性が高いということになります。
酸化プロピレン
アセトアルデヒドと同じく、水に溶けるという特徴や、重合しやすいという性質をもちます。
重合とは
簡単にいえば、いくつかの物質が集まって、また別の一つの物質になることを重合といいます。
重合するときは熱を生み出すので、ヤバい危険物のときは“やっかい”な性質といえるでしょう。
演習しよう!
下の文章の、正誤を答えましょう。
(1)特殊引火物は、引火点が-20℃以下の引火性液体である。
(2)二硫化炭素は、発火点が110℃である。
(3)ジエチルエーテルは、暗くて冷たいところで貯蔵する。
(4)アセトアルデヒドは、水に溶けにくく、燃焼範囲が広い。
(5)酸化プロピレンは、発火点が200℃である。
(1)誤
引火点が-20℃以下かつ沸点が40℃、または発火点が100℃以下です。
(2)誤
二硫化炭素は発火点が90℃です。キケンブツ第4類の中で、唯一の発火点が100℃未満の物質です。
(3)正
(4)誤
アセトアルデヒドは、水に溶ける物質です。
(5)誤
酸化プロピレンは発火点が449℃です。特殊引火物の中で、群を抜いて高いです。
さいごに
いかがだったでしょうか。
○○点や燃焼範囲など、おぼえることが多くなっています。
いろいろな物質とゴチャゴチャにならないよう、しっかり復習していきましょうね!
では、また!





コメント